●だんだんわかってきた

 

2023年も半分が過ぎた。

いろんな職種があるのに、なぜ私はこれにこだわってやってるんだろうという事を、これまであまり考えてこなかった。なぜか。がむしゃらだったから。今別に余裕というわけではないんだけど、死ぬ瞬間の言い訳として、何か1つのことを通して一生懸命にやりたいなと。

評価なんかどうでもいいではないか。死んで残るのは、人の評価以上に自分がいかに自分を愛したかではないかと。

自分が好きな自分でいられたかではないかと、思うんだなー。知らんけど。

 

人の評価がどうでもいいとは言い過ぎかもしれないけど、どうでもいいところはある。だって、その時その時で人は勝手なことを言う。君はポップス向きだとかこの曲やったらいいんじゃないとか、メガネブスとしての扱いを受けたと思ったら美人だとか別嬪さんだとか。アホか。知るか。私は内面なのだ。自分は自分だ。格好は自分の趣味だし音楽も趣味の極みでここまできてプロになったのだ。全部間に受けてやることがプロではない。できるけど、やらない。(嘘ギャラがあればやっちゃう)

 

で、最初の話に戻って、なぜこの「ライブ」「ジャズ」「演奏」にこだわってやってるかというと、一言でいうと縁ですな。

ジャズをやるカッコイイ人達に出会ってしまったから。

背に腹は代えられぬ武士道精神を持っためちゃめちゃカッコイイ人達がジャズという武器を持って突き抜けた生き方を見せてくれた。

ファンクやポップスの人達にはない、その目の鋭さ、優しさ、深さ、柔軟さを、ジャズの中に見出したからです。

そこにはやはりブルースから受け継がれた精神を感じて。

弱き者の切なさも表現できるし、コンプレックスをプジティブに変えてくれる魔法のようにも感じる。

自分が経験したドロ沼の人生がこの音楽によって、人も救い、それによって自分も報われる、ステキな方法だと信じている。

 

 

                                  2023.8.22

 

 

 

 

●大阪 なんばBigsalt845

 

ご縁とタイミングというものは不思議なもので、今年の春、ギターの寺井豊さんのジャムセッションへ遊びに行ってヴォーカルで参加したのが縁で、翌月から毎月、大阪 なんばBigsalt845で弾き語り+ベテランベース福呂和也さん+αで毎月出演している。

最初は弾き語りをしながらほかの楽器の音に反応した音を返す事も不慣れだったのが正直なところだが、もはや慣れた。他に堺筋本町の聰音でドラマー塩入基弘さんのブッキング。他にも、ありがたい事に沢山お声をかけていただいている。

大阪の反応は嬉しい反応が多く、自分で言うと(自分でいうなよ)という顔をされて嫌われるのだが、お店のマスターと共演者からお褒めいただくことが続いている。

大阪という街が近くなった2022年。悔しい事も沢山あったけど新しい自分に出会えてとても楽しかった。大阪は、まずお客さんが楽しい。素直な感性の人にたくさん出会った。街は華やかで、今はイルミネーションに目を奪われる。

毎年毎年新しいことが次々に起こる私。来年はどうなるのだろう。

 

                                           2022.11.某日

 

 


●負けない!

 

世の中には、人の為、業界の為に力を尽くしてくれる人達がいる。

そんな人には私も応えたい。

先程、大阪のクッカというお店でのライブブッキングが決まった。

こんな状況下でも頑張っていこうという気持ちで、昨年からお声掛け頂いて、5/20に決まった(というか決めた)!!

メンバーは久しぶりの刀祢直和さん(ベーシスト)と。ドラムも入れる予定。

今刀祢さんは新しいジャズのムーブメント、フラメンコジャズでCDも出して、この間は雑誌でもその活躍を確認している。

世の中が元気がない時は0→1 の行動がしんどい。

私は0→1を担当する星があると思う。

流れが出来れば、あとは各々が頑張ればよい。

 

 

 

今、ある漫画を読んでいるのだけど、閉塞している業界は、その狭い中ではなかなか変革は難しい。だから外から新しい風を入れて、一歩離れたところからその業界を冷静に見て改善したり、また思い切って外へ出て刺激を受ける、自ら環境を変えてしまう事も大事と思い、ちょっとばかしTwitterに力を入れています。

これまで当たり前だったSNSの機能でも少しずつ新しくなってるのです。

Facebook内では、同じ横の繋がりばかりで、変な空気読み。新しいことをしても異物感を感じる。

特にこの古都京都では、本当に良い物に対しての素直なリアクションはあまり感じないのが本音です。

 

 

コロナコロナと騒いでいるけれど、本質的には業界を元気にする絶対的人数、分母が必要、

それは先月一瞬収まったかに見えた状況、一瞬霧が晴れた時に私が見えた景色。

頑張っても頑張っても、同じ場所で全速力ダッシュしても景色は変わらない。

 

それに気づいたミュージシャンは、「コロナ」という騒動に騙されずに、全員、自分を変えるべきだ。

将来の音楽業界の為に。

 

 

 

そんな状況下で元気をくれる明るいニュースは、NHKの朝ドラカムカムエヴリバディ☆

毎日毎日、昼の12:45~13:00の15分間(私はこの時間帯に見ている)、

顔の見たことがある関西のミュージシャンと生演奏のシーンが画面に現れ、毎日のようにルイアームストロングの名前と、「オンザサニーサイドストリート」を聴かない日はないくらいだ。

しかも主役のジョーのトランペット指導をしているのは、大好きなMICHIさんときた!!

明るい話題ではないか!

 

「これまではブルースの連続だった。だけどそんな奇遇はもう終わりさ、勇気を出して表通りを歩こう!」

 

この曲のそんな歌詞が、私たちを励ましてくれるようです。

みんなそれぞれができることを、頑張ろう!

 

 

 

 

 


●『太陽が丘』のドライブインライブ

 

 

先日、宇治にある山城総合運動公園、通称『太陽が丘』の第2駐車場にて、なんと車の中のカーFMにて電波を飛ばしてライブを楽しむというコロナ禍ならではのイベントに参加させていただいた。

昔、洋画のワンシーンなどで見た「ドライブインシアター」のアイデアをそのままライブで実現した、「ドライブインライブ」!

イベント屋さんも、朝から晩まで汗水流して企画準備したイベントがこの1年半、全て直前で中止になり続けている。

それでも絶対中止にならないイベントを考えて下さった、まさにど根性イベント!こんな方とは何か根底で共感できるものが湧いてくる。

スタッフの方々やMCを務める俳優さん達もにこやかで気持ちの良い、すてきな現場でした。

 

今回はなんとトリの出演で、弾き語り、RAGの有観客&同時生配信LIVEと同じメンバーで演奏させていただいた。

11月半ばの野外とあってめちゃ寒だったが、そこは「準備の女」といわれる私。薄着に見える実は完全装備に、7つの胸の傷ならぬ7つの隠しカイロでぽかぽか。メンバーは、あんなに言ったのに男どもは揃いも揃って薄着で寒い寒いというので仕方ないからカイロを配ったり予備の靴下を貸したり励まし続けた(笑)

寺井豊さんには、過酷なお誘いをしたにもかかわらずにこやかに出演下さり、また待機時間には貴重なお話を沢山聞かせていただき、私の耳も肥えていき、最近はギターの音を聴き分ける耳が細やかになっていくのを感じる。

 

このドライブインライブ、きっとまた再企画するだろうと思いますので是非皆様一度ご参加してみて下さい。^^

 

イベントのURL

https://r.goope.jp/ep-drive

 

 

 

 


●ど根性発表会

 

8月のはじめに、私の教室の発表会を行いました。

今回だけは何よりも広さが必要だと、人数に見合わない広さの近郊のホールをレンタルして、ほぼ一人で全て手配準備してやり切った。

(たった2メートルの為にピアノ運送屋を頼むことになった件だけは本当に謎だった。。。)

 

また有線どころかWIFIすらもない会場で、配信ライブなども手を出し、結果これは失敗に終わったのだが協力者、戦友に恵まれ、皆で検証したり励まし合ったりしながらも色々と悪戦苦闘の日々は続いています。。

 

生徒は、4~80代まで付き合ってきたけれど、前を向く姿は年齢に関係なくどなたも輝いていて愛おしい。

演奏の技術よりも、その方の純粋性が音楽を通して伝わってくるから毎回本当に不思議だ。

素直な感性は地球を美しくしますね。

 

しかしながら疲れが未だに抜けません~。どうしよ~。             2021.8.24

 


●配信ライブあれこれ

 

いよいよ配信ライブにも手を出してしまって緊急事態宣言3回目の今も自主配信ライブは5回目くらいを迎えました。

これまで共演はヴォーカル、ベース、サックス。

色々研究しています。

それぞれの楽器の鳴りでネットの向こうへの音の届き方が違い、またネット環境に左右され四苦八苦しています。

とにかくこんな大変な事を演者だけが個人でできる訳なく

なぜミュージシャン、芸術家達がこんな孤独な闘いを戦わなくてはいけないのか。休業のお店には補助金が出るのに?キャンセルに対する保障は全くない。何に腹を立てていいのかわからないけどそれが正直な気持ちなのは、誰よりも努力してると言い切れるからです。

今回5/15は配信ライブに特化したスタジオをお借りして、3台のカメラ、3つのマイクで本格的な配信ライブに挑戦します。間違いなく綺麗な映像・音だと思いますがあとはどれだけのお客様が協力してくれるか、これで赤字になったらもうやってられない。それくらい余裕などない。

いつからミュージシャンはこれほど軽視される世の中になったのか。

音は見えない豊かさ、希望、愛の象徴。それを大事に大事に抱えて今日も私達は戦っている(でも闘いはコロナ前から)。

見えないものに価値を見出せなくなったら、人間がこの世にいる事に説明などつかない・・・程度の低い政治屋等は置いといてそれぞれが大切なことに気づいていかなければならないと思う。

 

 

 

 


●涙と血と汗の結晶の

 

CDが完成した。

なんか、いつも「これが終わったらゆっくりしよう」と思うのだが、なかなかゆっくりなどできない。

目の回るよう名忙しさの由来は、自分の中にあるのかもしれない、、というのは、最近では内側に生まれたアイデアが、現実にできるよう、スキルが身についたことが一環にあると思う。以前は、何か良いアイデアがあっても、それを口に出してどうこうという能力はなかった。今は、、なぜかどんどん現実化していく。それも、周りから固められて、協力者が現れたりして、どうやっても形にしてくれる友人たちが現れる。ありがたいことだ。おかげで、ゆっくりジャズ喫茶に行ってレコードを聴いたり、のんびりと過ごすことがめっきり減ってしまった。。

今月は毎年ため息しか出ない確定申告、そして文化庁の報告書が残っているばかりでなく、教室ではオンライン発表会などに手を出してしまい、動画の編集で毎晩遅くまでピアノも弾かずパソコンにかじりつき、さらに自宅からの配信ライブまである。

こうなったらせめておいしいものでも、、と思うが腸閉塞気味のボディは胃袋からしてそんなに豊満ではなかったりして、量より質の体に移行中。誰か少量でいいからいいもの食べさせて下さい。松坂牛!近江牛!神戸牛!

でもやっぱり温泉くらいいきたいな~~。外でたべたい。

 

                                          2021.2.24

 


新年あけましておめでとうございます。

 

年末の雪の夜、1905年製のブリュートナービンテージピアノでレコーディングを行いました。

深夜の0時スタートで満月の雪降る静寂の中、リラックスしたいつもの空間でベテランギタリスト中村俊彦さんをサポートに撮り終えました。

今回は300枚限定版という事で増版無しの記念CDになりますのでぜひライブにお越しいただきつつ、手にとってみて下さい。

ブリュートナーのピアノを前にするとたくさんの方がその音に涙します。

ただただ純粋な極上の響きを感じていただき 皆様の日々の疲れを癒していただきたいです。

ジャケットデザインもとても良い感じでジャケ買いもイケますのでそちらもぜひ楽しんでいただければと思います。

完成は2月初旬~中旬で完成記念ライブには間に合う予定です。

ライブスケジュールのチェックを宜しくお願い致します。

                                     2021.1.3


●次のステップへ

 

先日、念願の防音室が完成した。

コロナの真っただ中光の一本道で導かれるように完成した。

そこにはブリュートナーのビンテージグランドピアノが新たなパートナーとして佇んでいる。

朝から朝まで、つまり24時間弾き放題だ。

そして次のステップ、このピアノで録音出来ないかという話が進んでいる。

まだ詳細は秘密だけど、必ずや完成すると思う。

今回のことのように、一人ではできないけど、機とタイミングが熟すのを待って、今はひたすら出来ることをひとつずつやるだけだ。

とてもワクワクしている。

 

                                         2020・8・8

 


●コロナに想う

 

結局は目の前で起こっている現象は全て自分の内側の反映だということは知っている。

恐れから行動するのではなく、自分の内側をとことん綺麗にして、外で起こっている台風のような引力に影響されない

本物の免疫力を身につけたい。

雲を追ってはいけない。雲の動きはたえずただ形を変えて動いているだけだから慌ただしく動いてるものにほどとらわれず

ただひたすらに内側の太陽に焦点を合わすべし。

音を放つ時にその太陽のあたたかさを皆と共有できればこれ程嬉しいことはないと思う。

だから、私たちに、演奏をさせて下さい。

 

 

                                      2020.6.4 3:05

 

 


。゚+.謹賀新年゚+.゚(○。_。)

久々にこの誰も見てなさそうなブログを更新するのが楽しみだったりします。

 

ご存知の方もいらっしゃると思いますが昨年夏にえらい目にあいまして(またか)イレウス(=腸閉塞)で入院しました。

原因は、①親の遺伝 ②2年前の手術の癒着(医師はこれが原因だと言い切った)③夏のストレスとクソ忙しさ

だと思います。

 

前回のブログでは経営の学校に行ってるなんて書きましたが、これがとても役立ってこれ以降本当に目の回るような忙しさになったのです(実際に目眩とかしてた)

ありがたい事に演奏の方も次から次へと素晴らしいミュージシャンとの共演が叶い、素晴らしい2018.2019年でした。

 

しかし結果修行僧並の過酷な治療(鼻から2メートルのチューブを腸までさす、15日間の絶飲食)を経験すると、もう生きてるだけでお腹いっぱいな境地でして、「仕事?ハン!生きてる方が大事だわ!そもそも生きてる事は奇跡で神の業以外なにものでもないのに両手で持てない量の仕事を抱えるなんざ傲慢!」となり、2020年3月までゆる~く活動していますのでよろしくです。

この心境の変化でかなりタッチにも変化が!これは嬉しい。

少ないながらもTAKAYAさん@コルトレーンとか、市川芳枝さんとかスペシャルなライブがありますのでいっそう清まった私のオーラをぜひその目で確かめにいらして下さい!

 

2020.1.6

 

 

 

 

 

 

 


この半年でがっつり老けた私・・・。

実は、大きく羽ばたこうと、経営を勉強することにしたんです。

ジャズミュージシャンて、演奏するんじゃないの?

はい。当たり前です。

だけど、演奏で生きてくにも必要な経費はかかるのが現実問題。ドレス、靴、衣装にかかる費用はもちろん楽器の維持、交通費、資料代・・・、当たり前のことなんだけど、なぜか音楽家だけは理解がないこの日本。

霞を食って生きていけるわけじゃないのでね。

てか、思ってるよりめちゃめちゃお金かかりますよ。

 

さあ、経営を学び始めたはいいけれど、案の定苦手分野な上、量と作業の細かさに目のクマと肩こりが深刻化。

でも夏を潰したくなかったので冬に学校に通いました。

そういうわけで、昼は教える業も真剣にやっており、ここ最近「畠山ゆきピアノ・ジャズ教室」のtwitter、アメブロ、LINE@など増えています。ここには貼りませんがどうぞ検索してみてくださいね。

ライブスケジュールだけはここに載せていますが、番外編のつぶやきなどはFBとtwitterが多いかな?

まわりに習いたい方がいたら紹介してください!ヴォーカルレッスンが好評です。

 

 

2018.6.4 父の誕生日だー

 

新年明けましておめでとうございます。

 

1月7日のライブはバンマス中西剛士さんなんですが彼はポップス界からジャズに転向(?)して今とても楽しい時期のようでとっても気合が入ってます。

だけど、ジャズのライブにわざわざジャズって付けるのはどうよ~。

ジャズミュージシャンなんだから、ジャズは当たり前。

 

ジャズはスピードは大事ですが力が抜けてなくてはいけません。

押し込まない。引く。大人の心の余裕で楽しまないとお酒なんて落ち着いて飲めません。

私もずいぶん大人になったなと思う今日この頃です。

 

そう言いつつも私はジャズ以外のライブや仕事がどんどん増えて、ライブスケジュールには【Pops】とか【Blues】とか書き始めました。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

2018.1.3

 


この秋、というかもう来週に憧れの映像作家さんとコラボする日がついに近づいてきました。

このコヤマエイジさんというこのお方、一見オーラを消してフツーの人のように見えますがとんでもない。この業界でも巨匠レベルのお人です。私なんぞがご一緒させてもらっていいのか、と、そんなことを思っているうちに時間はどんどん過ぎて後悔したくないな~と思い、どうなるかさっぱりわからないのですが、とにかく一回やってみようということになりました。

店は京都の古くからジャズミュージシャンが出入りしていたZACBARAN。師匠市川修氏もしょっちゅう出ておられたこの店は良い感じにJAZZ臭がします。

配置などにも色々気になることはあるのですが、ベースに刀祢直和さんとドラムには塩入基弘さんという頼れるサイドメンに支えていただき、もってるものを出してみようかと思います。

この日の為に曲を一曲書き下ろしました。。

チャージはなんと1000円ポッキリ。

これは来なきゃ損ですのでぜひこれを読まれた貴方も足を運んでいただき満席で映像とジャズのコラボを楽しみに来て下さい。

●10/29のライブスケジュール参照

 

2017.10.20

 

 


 

気が付けば最後の更新から

あっという間に一年が過ぎていました。

 

2016年から更に色々な仕事が来るようになって

まさに一瞬一瞬その時のことだけを考えて

過ごしています。

popsの仕事も多くたくさん曲を覚えました。

とはいえ、やっぱりジャズが一番好きです。

 

先日、セロニアスモンクの最期のアルバムを入手し

頭のリセットにもバッチリな3枚として

(3枚で1作のアルバムなんです)

聴いていますが夏の終わりにピッタリです。

 

 

 

 

 

 


2014年貴船神社もみじ灯篭JAZZライブ                    森田直樹(as)畠山ゆき(p)

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